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‘美薗会’ カテゴリーのアーカイブ

法人理念 その3

2010年8月26日 木曜日

戦前の日本の就業形態は、基本、師弟関係だったような気がする。農業では父や祖父が師匠であり、技能職は当然、師匠から仕事のイロハを教わり、工場では、 先輩工員が師匠となっていた。戦後は、日本特有の終身雇用制度が綿々と維持され、諸藩の殿様に仕える武士のようなサラリーマン達が、敗戦国日本を短期間で 先進国まで発展させた。しかし残念なことにバブル崩壊後は、アジア勢力の台頭で日本だけが繁栄できた時代は終焉したとみるのが正解だと思う

高 齢者の介護職にとって何が一番重要かと問われれば、日々、普通に接することができるか・・だと思う。二日酔いや体調不良、夫婦喧嘩、子供の病気をはじめ日 常これでも、これでもと降りかかってくる自分のストレスに負けずに『普通に接する事ができるか』である。簡単そうで結構難しく施設内ネグレクトなど簡単に 誘発されてします。

ストレスに負けない方法を伝授・・・自分が守りたい事を明確にしハードルを下げて自分を買いかぶり過ぎないこと。目標をあまり高く設定せず下を見る勇気をもつと気にならないことも多々あったりします。

法人としてもできる限りの支援をしていきますので、皆の為になる企画やご提案があったら、教えてください。

法人理念 その2

2010年8月25日 水曜日

介護保険制度が導入される前は、熱海暖海荘で宿泊研修がよく行なわれた。当時の職員は、女性が90%以上だったので男性参加者は少なく、施設長や事務員がほとんどであった。男性の栄養士も数が少なかったので、千葉の施設長や大阪の事務員達と同部屋となった時の話しである。

社会福祉法人というものは、国が定めた仕事も当然こなすが、通常の制度や基準から、もれてしまう人々を法人独自の力量や裁量で救っていける存在なんだよ・・と軽く言う千葉の施設長の言葉には深く考えさせられました。

ま た、どう見ても福祉職員っぽく見えない関西人がいきなり、福祉とは隙間を埋めていく隙間産業なんだと言い切り、昭和30年代は施設の運営費が厳しく施設で 養豚を行なって稼いだ金で子供達の給食費を自分達で加算していたと自慢する児童施設経験のある事務長など豪快な人々でした。

同室者によっては、朝まで飲んだ暮れる悲惨な宿泊研修ではありましたが、美薗会理念で掲げている、利益を確保し法人独自のサ

法人理念 その1

2010年8月20日 金曜日

地域の方から介護相談など、ほとんど無かった昭和60年代、ある店主より介護の相談を受けた。九州にいる実母が痴呆症のようで東京に呼び自宅で介護したいとの相談で当初は結構気楽に対応していた。

そ の家族は、夫婦、中学生と小学生の娘2人の4人家族で、通いの従業員がいる普通の町の製麺所でした。家庭訪問した際も奥さんも子供達も田舎のおばあちゃん が来ると慕っていました。経験から予後を予測することなどまったく出来ていない未熟者でしたので、3年後に一家離散に追い込まれることなど思ってもいませ んでした。

祖母が来て半年、排泄の失敗、入浴の拒否、昼夜を問わず徘徊、夜間時の奇声などが重なり家族皆疲れ果てていました。
中でも長女は、家に遊びに来た友人が家中に漂う悪臭を学校で言いふらしイジメにあうようになり、荒れに荒れ結局、家を出てしまいました。
奥さんもうつ状態になり次女を連れて実家に帰り、店主の息子も自暴自棄に陥り酒に走り結局は製麺所を閉めて夜逃げのように姿を消しました。

当法人の理念の最初に高齢者や職員でなく在宅で介護している人の救済を掲げているのは、この時に見た地獄のような情景と哀れな子供達を救ってあげられなかった自らの未熟さと自分が当時勤めていた施設も含めどこの特養も受け入れてくれなかったことへの自戒です。

中でも一番心を痛めたのは、元気のころ孫達に慕われ息子の幸せを一心に祈り一番大切にしていた息子の家庭を壊す結果となってしまった、おばあちゃんに申し訳なく今でもとても情けないです。

フィンランド研修

2010年8月19日 木曜日

さんさん由木さんの企画であるフィンランド福祉研修に職員2名が参加することになった。出発は、来月の5日から5泊6日の旅程である。
フィンランドに知り合いがいるらしく旅程に福祉施設見学を増やしそのへんのツアーよりも安価で内容が充実した企画らしい?。(詳しくは知らない)

過 去にも、イギリスやアメリカなど2~3年に一度は海外研修を組んでいるが、他の国の福祉施設や制度を直に見聞きし実感することは、大変良いことだと思う。 個人的にも、去年、イタリアを8日間で縦断するトラピックス弾丸激安ツアーに参加し世界遺産を毎日2~3箇所見学した。

ものすごくハードな日程と長距離移動、毎日変わる宿泊先、粗食にも我慢する修行のようなツアーだったが、今振り返ると楽しかったような気がする。(ハード過ぎてツアー中、酒も飲む気にならず休肝日でした)

夏まつり担当者との打上げ

2010年8月13日 金曜日

先週行なわれた職員夏まつりを毎年企画し、ほぼ常連化している某3人の担当者へのお礼と当日あまり飲めなかったお詫びとして本日、京王プラザホテルの寿司処で会食をおこなう。
今年も1歳から高校生まで40名近く参加してくれ、小さい可愛い子供とふれあう機会がめっぽう少なくなったオヤジには楽しいひと時でした。

特養における入院

2010年8月12日 木曜日

特養で生活している人が、疾患や重篤な状態になった時は病院に入院となるが原則3ヶ月位の期間で退所を余儀なくされる。
40万人が待機している特養にやっと入れたのにと思う家族も多いのではないかと推測される。
その為、絹の道では、疼痛を伴わない疾病や医師の指示が無い限り極力入院させない方針である。(月平均0.8人)空きベットはショートで完璧に埋めるので稼働率100%である。優秀な介護職員のおかげである。

25%が赤字経営

2010年8月11日 水曜日

都内の特養のうち25%の施設が赤字経営となっている。
ぱっと見大きい施設なので一般の人々からは想像しにくいだろうが、都内の施設も多摩の施設も大差ない状況である。
似たようなもので、病院も赤字経営の法人が多い。医療や福祉というものは、社会を構成する場合に無くてはならない存在なのだが、厳しい時代となったものだ。

職員の夏まつり

2010年8月6日 金曜日

本日は職員の家族をご招待し施設の中で夏まつりが開催される。
今年は小さい子供が多いのでトラの着ぐるみを用意させたが、たぶんかなり暑いと思う。
さあ、あと5分で宴のスタートです。特養で飲む酒も結構いけますよ。

介護認定審査会

2010年8月4日 水曜日

当法人から八王子市で行なわれる介護認定審査会委員として自分と関さんが任命されている。
座長は八王子医師会の先生が担当し福祉・医療・保健の関係者で5名ないし4名で合議体を形成し18班に分かれている。月曜から金曜の昼と夜の部があり金曜の夜の部は担当するのがイヤがられる。
福祉から20数名を派遣しているが、及川さんから引き継いで自分が担当施設長になっている。
認定に納得がいかない時は、区分変更申請で再申請してください。

人生初の屋形船

2010年7月30日 金曜日

今晩は人生初めての屋形船での宴会というものを体験する。
うちの法人はどういう訳か経営がすこぶる順調である。たいした経営努力もせずいい加減にやっているにもかかわらず結果がでる。
どう考えても美薗会で働く職員のおかげであると思う。たぶん理事長がもっと必死でやれば事業も拡大できるように感じるがあまり気乗りしない。
職員と旅行に行ったり宴会を沢山して、まったりな日々を送っていきたいと最近は特に感じる。

サマージャンボで思いついた事

2010年7月30日 金曜日

西田さんとオードリーのサマージャンボCMを見ていて良いことを思いついた。
20億円の内部留保金があれば年間5%の金利運用で年間1億円の利益があがるではないか・・・と急に思いついた。
そ うすれば、介護保険での収益を気にせず施設運営ができるし介護報酬の改正など無視できる。毎年コツコツと貯めていけば60歳の定年時頃には達成できるかも しれない。一応、退職年齢時までの目標と決めたので、このブロク読んでいる職員の皆様、宜しくお願いします。いける気がする。

今日は結構いそがしい

2010年7月29日 木曜日

本日は、午前中は八王子市役所で開催された八王子市地域包括支援センター課題検討作業部会に参加し好き勝ってに発言し速攻で施設にもどり通常の業務をこな し午後3時までに第二徳寿園で開催される八王子施設長会役員会に参加しなければならない。当然、昼休みもないが、あっという間に1日が終わるので結構良い
今日は夕方で終了するので早く帰ってビールを飲むぞ。

医療と福祉の連携について

2010年7月28日 水曜日

昨日は、八王子医師会館で医療と福祉の明日を考える会の打ち合わせがあった。
八王子市は多くの医療機関と老人保健施設や老人福祉施設があるので医療と福祉の連携は他市に比べ密接な関係であったが、今回の発足でより一層深まるような気がする。
社会の弱者の為に我々関係者がより協力していける地域を目指したい。

アロワナの飼育

2010年7月22日 木曜日

当施設では、アジアアロワナの過背金龍を飼育しているが意外に簡単に飼えてしまう。
毎週水槽半分程度の水を抜いて半日かけてゆっくり水を入れる。
飼育のコツは、なるべく餌をぬいて週2日程度、冷凍のコオロギをやるか面倒であればスジエビを数百匹ネットで購入して水槽に入れておけば勝手に捕食してくれる。
基本的にワーム類は使用しないことが良いように感じる。
数年飼っているが、10年位経つと黄金色に輝きが磨きが掛かるとの事なので楽しみである。

ボトムアップ研修中止

2010年7月20日 火曜日

先週、職員研修の一環としてボトムアップ研修を行なったが、たまには居酒屋でやろうという事になり橋本のつぼ八に行った。
予想どおりを通り越し予想以上に五月蝿く隣の人としか会話ができない。
とても無理なので急遽、指導検査打上げ会に変更し唯の呑会となった。