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‘美薗会’ カテゴリーのアーカイブ

介護業界について

2010年11月13日 土曜日

世間では、介護業界における低賃金や過酷な労働がマスコミによって書きまくられているが実際は、正職員として採用され賃金も保証され平均賃金も他の業種とあまり差がない事をご存知だろうか?
また、施設間の差が結構あることもあまり知られていないように感じる。

インフルエンザ対策

2010年11月8日 月曜日

新聞報道によると北の方の病院でインフルエンザの集団感染が発生したとのことであるが、絹の道では、利用者・職員全員が新型インフルエンザ及び季節型のインフルエンザ両方に対応するワクチンを接種します。
毎年、流行期の来園の自粛や面会制限など行なっていますが、一番、重症化しやすい高齢者を守るためご協力をお願い致します。
また、絹の道用にタミフルやイレンザなど流行期に品薄となる薬類も専用にキープして貰っていますので安心してください。
地域の一人暮らし高齢者や高齢者世帯への見守りも寒い冬に向かって職員皆で留意していきたいと思いますのでご協力をお願い致します。

介護保険を支える

2010年11月2日 火曜日

介護認定審査会で毎週30ケースの二次判定をおこなって10年以上経つが、最近、僕からみても重度の認知症かつ独居高齢者がやたら目立つようになってき た。またそういう人に限って木造賃貸アパートの2階で鍋のこがし頻繁などの記載がある。泣きである。ヤバイだろと内心思うが、二次判定は軽やかに先に進み 「判定通り」となる。
また脳梗塞による介護度4のご主人を認知症ⅢAの妻が、全介助の高齢者世帯で近隣に支援可能な親族・友人なし・・・でも極自然に二次判定は流れていき「判定通り」となる。

上記のようなケースが多すぎて今では普通の家庭状態になってきているのが超怖い、ちょっと前までは、ケアマネへ生活状況改善へのコメントを入れたり、行政によるチェック対象となっていたが、数が多すぎて対応できない。
民生委員や地域町会の隣近所の皆様が支援してくださり、やっと生活しているのではないかと予測できるが、介護保険以外の行政からの横だしも必要なような気がする。

ボトムアップ研修

2010年11月1日 月曜日

db483360金曜日の午後6時から若手を中心としたボトムアップ研修&親睦会が絹の道1階食堂にて行なわれた。今回の意見発表者は羽田主任が務め「各課の連携について」の意見が発表された。各課を超えて連携や多摩の施設が本体施設との距離的疎外感をどのように埋めるかなどが話された。
主任を中心とした10名前後の少数で開催されている為、参加者のおおくが発言できる会である。
その後、親睦を兼ねて食事会となるが、本日のテーマ意外の話題や日頃の不満も酒の勢いで出るので結構楽しい。

何故だが2次会を我家で行なう事になった。が、面倒くさい連中なので10時30分にはお帰り頂いた、しかし最も問題ある人は、みなみ野駅で終電まで寝てしまったらしく記憶が無いらしい。困った人である。

防災訓練

2010年10月27日 水曜日

693103e0今日は、10時から市内の介護器機製造業の社長の来園があり1時間ほど話した後、プロパン搬入会社変更に伴う打ち合わせがあった。その後、30分ほどの昼 休憩を挟んで午後1時30分より消防署職員参加の消防訓練が開催された。火事や地震の時の高齢者搬送方法を実演し非難訓練を行なった。最近の雰囲気では、 大雨による土石流なども防災訓練の対象にしたほうが良いかもしれない。午後4時から職員の車両保険を担当する保険会社との打ち合わせがあった。

現 在の社会の仕組みでは、通勤を認められた社員が無保険で事故を起こした場合は、原則として会社が責任を負うことになる。パート従業員も例外でない。また、 保険の種類に通常と通勤とに分かれているので通常であれば通勤中の事故は、保険対象外になってしまうので注意が必要である。その為、急遽、常勤職員以外の 保険加入状況を調査することになりましたが、皆さんのリスクを軽減するためですので大変ですがご協力をお願いします。

医療依存度と特養の関係

2010年10月26日 火曜日

昨日、医療依存度が高い方が多く利用しているとこのブログに書かせてもらったが、医療依存度が高い人は、医療保険における範囲での病気治療中であるかどう かで退院を余儀なくされる。病院では、胃瘻の方やインシュリン治療、在宅酸素療法、経管栄養などは、治療行為での報酬がない。よって在宅又は介護保険施設 への転院となるが、原則、老人保健施設での医療行為でも報酬はない、よって医療依存度の高い人の受入は、敬遠されがちである。

では、特 養はどうかというと元々は生活の場であり終の住処といわれていたので当然、医療行為での報酬はない。今回、狩野部長の話しでは、予想以上に特養で医療依存 度の高い人の受入れが多いと言われていましたが、何故かと考えてみると、やはり在宅で実際に介護をしている人の困窮状況を相談されると特養は基本的に最終 受入れ施設ですから受けざる負えない事になるのではないかと思います。

絹の道(多摩も含め)では、施設内で亡くなる方が95%以上で入 院者もほとんどいないのでご家族は本当に助かっていると思います。自画自賛ですが看護・介護・食事・事務など全職員一人ひとりの仕事が、すばらしいから出 来ていると思っています。介護度平均4.6で入院者0人は奇跡的な数字です。

草津保養所

2010年10月25日 月曜日

201010221022000先週木曜日から一泊2日で草津の保養所に行ってきた。
100歳で逝った祖母の葬式で久しぶりに会った叔父さん叔母さんについ勢いで草津へ連れて行く約束を安易に行なった結果だった。一番盛り上がっていた新宿の叔父さんは急に行けなくなったが、総勢7名様でゲストルームを2部屋借りることにした。
はじめてゲストルームに泊まったが結構広く快適であった。
夕食は館内の中華レストランでコース料理を頼み賑やかな宴会を行い、2次会は同じく館内のカラオケで結構盛り上がった。

2日目は、定番の湯畑でお土産を買ってから志賀高原方面への道で紅葉を見ながらのドライブを楽しんでもらい昼食は信州そばを食した。距離があるルートだが紅葉シーズンにはもってこいの景色が見られる。

201010221037000定番の草津湯畑

狩野部長が来ることに?

2010年10月19日 火曜日

東京都の福祉部長である狩野部長が金曜日に急遽来園されることになった。しかし残念ながら草津の保養所に親戚の叔父さん叔母さんを連れて行くことになっている為、お会いすることができない。なんでも医療依存度の高い入居者が多い施設を見学したいとかで急な話であった。

そ こで急遽、数井先生にお願いし当日の立会いをお願いしたところ心よく引き受けて頂き感謝感謝です。たぶん胃瘻の方が30人近くいるので他の特養の平均値を 大きく逸脱しているのかな、と思いますが、7月の指導検査結果を先週、文書指摘無しという快挙で終わっていますので、部長自ら検査指導に来るとも思え ず・・・・です。

なんであれ、絹の道は他の特養さんが引き受けたがらない高齢者を積極的に引き受け、不幸にも在宅介護をせざる負えなく なってしまった親族の負担を少しでも軽減させるために、その時その時の入所困難者を介護できる特養でいようと思っています。ま、その分職員の負担が重く過 酷な労働条件になってしまうので、経営努力で少しでも貢献していきたいと思っていますので、職員の皆様、よろしくね。

栄養課職員研修

2010年10月18日 月曜日

9d3c01ce金曜日は16号バイパス沿いのレストランで栄養課職員の体験学習の一環としてコースメニューの勉強をしてきた。以前この店は、うかいリゾートとしてフレンチでしたが、経営者が変わりイタリアンになったが、個人的には以前の方が良かったような気がする。c15fbd88

特養の仕事

2010年10月12日 火曜日

絹の道のご利用者様の平均介護度は、概ね4.6前後であるが市内の療養型病床の平均介護度が4.2前後であるので、より重度の方々にご利用頂いている事に なる。開設当初は、元気なうちに入所し年数の経過と共に重度化していくご利用者様が比較的多かったが、最近では、ほとんどの場合重度の認定を受けた方が入 所頂く。

そこでご利用者様の元気であった時の過去の生活暦や嗜好性など個人の情報を入念にリサーチすることが重要になってくる。人間と しての尊厳を身をもって感じるには、ご利用者様本人の人柄や人生の重みを家族や親族を通して教わり感じることだと思う。極まれに天蓋孤独の方もいらしゃる が基本的にはその人自身の人生を見つめていくことが大事である。

いろいろ大変な仕事であるが、自分が介護の仕事に就こうと決めた時の決 意や思いを振り返ることも大事ではないかと思う。なんとなくこの仕事に就いてしまった人も今から仕事の原点を造りましょう。病院の栄養士になるはずが、何 となく特養に就職した人もいますから大丈夫です。

東京都社会福祉協議会経営検討委員会

2010年10月4日 月曜日

7c5a2d4c午前中に開催された第9回地域包括支援センター課題検討作業部会で第5期八王子市介護保険事業計画に進言する地域包括センター案について最終案を決定し た。残念ながら決定内容は公表できないが、地域包括センター長の意見や公募市民委員の意見なども反映された案をまとめる事ができたと思う。今後、益々増え る認知症独居高齢者や認認介護状態の高齢者世帯の方々を一番に念頭に置いて会議に参加し、作業部会の委員にも多少なりとも高齢者の厳しい現状と今後の課題 を伝える事ができたのではないかと思う。

午後は、高齢者福祉部会が毎年実施する社会福祉法人経営実態調査の集計が終わり川原会計事務所から詳細についての説明を受けた。
処 遇改善交付金の影響で軒並み数字が回復しあたかも全体的に経営状態が改善しているかのごとく説明が終了したので、昨年と比較し赤字施設がどのくらい減った のか質問したところ、ほとんど変化ないとの回答を受けた。所詮、会計事務所の経営分析は、経営とはほど遠い所に着目し数字の変化要因を分析する程度なのか と少し残念だった。


敬老会が開催された

2010年9月26日 日曜日

平成22年度の敬老会が盛大に開催された。午前中に多摩の高齢者住宅の家族会を行い、午後から特養の家族会を行い年1回であるが毎年開催している。その 後、茶話会や食事会が各施設の企画で実施されマッタリとした時間を利用者さんと家族にして頂く。今年のアトラクはエイサー太鼓という音楽であった。

敬 老会も年々参加できる高齢者が減少しているが、介護平均4.6という重度利用者が多い絹の道ではいたしかたないと思う。最近は事前のチェックや企画内容の 確認など一切せずに本番を迎える理事長であるが、設営センスや家族会の内容など法人理念に沿った見事な行事運営をしてもらえる。
やはり15年間中核になる幹部職員の退職がなく、継続は力なんだなあ・・としみじみ感じた。

この後、浜寿司で打上げがあります。通常の宴会料理に松茸の土瓶蒸しをアップしたので秋の味覚を敬老会を盛り上げてくれた職員に楽しんでもらおうと思っています。ただ残念なのが多摩の皆さん特養と同日に開催されても両方参加できないので心よりお詫びします、すみません。

今年の決算も今のところ順調今年の決算も今のところ順調

2010年9月22日 水曜日

昨年は決算で最高の収益をたたき出したが、今年は普通であれば反動がきて無残な結果になる事が多かった、しかし今年は今の所、順調らしい。そもそも介護報 酬は一定且つ定員数も決まっているので、小さいひとつ一つの事を丁寧に収益に繋げるかそうでないかで赤字黒字に分かれる。

施設全体の 30%近くが赤字で、収支トントンが50%位である。20%の施設が物凄い収益を揚げてるが、多摩地域の凄い施設は、100床や50床の特養もあり規模で はなく経営手腕で結果を毎年だしている。経営手法は、たぶん教えてくれないと思うので見学には行かないが立派である。

美薗会は、職員の 頑張りと努力で地域から評価されている。最近、色々な業界の方々と会う機会が物凄く増えたが、絹の道の高評価や高評判が、勘違いして理事長の評価にスライ ドしてくることが多くかなり得をしている。15年積み上げてきた職員の地道な実績の賜物であり密かに感謝している。けど、建設は死闘、破壊は一瞬というか ら気を引き締めて私も頑張ります。

これからが危険な食中毒に気をつけよう

2010年9月2日 木曜日

暑い、まだまだ全然暑い、残暑なんてものでなく猛暑が続いている。暑さ寒さも彼岸までという言葉もあるが、9月に入っても残暑である。
このような時に少しでも気温が下がると涼しくなったと感じるもので統計的にも真夏よりも秋のほうが、食中毒の発生率が高い。

特養などの施設では、最近は食中毒よりもノロウイルスって感じであるが、在宅の高齢者は特に注意が必要である。独居や高齢世帯の軽症の認知の方は特に注意が必要で熱中症とともに予防対策が必要である。

ディの担当者や居宅のケアマネは、予防対策を明確にし一人ひとりの情報をきっちりと押さえてほしいです。

事業継続に必要な資金

2010年8月27日 金曜日

措置の頃は、建替時にも補助金が出ていたが、介護保険後はその手の補助金が無くなってしまった。美薗会のように敷地が狭い場合は、どこかの土地を購入し新しい施設を建築後、一気に引っ越さなければならない。利用者の居場所と職員の仕事を維持するためである。

で はその資金はいくら位必要か試算してみると、土地購入費に坪15万と安く見積もっても4億5000万円、建物が、坪90万として13億5000万円、その 他備品が1億となり、総額19億円かかる。そのうえ現在の建物撤去費用が1億円程度かかる為、20億円の預金が必要となる。

今年、山水園・恩方ホームが、建築年数30年程度で建替え、長寿園が、億以上の費用を投入して補強工事をおこなったが、建築年数29年目であった。絹の道も15年経過しているので通常の建替え時期に行なうとすると2025年頃に行なうことになる。

次の理事長にこの問題を押し付けるという作戦もあるが、あまりにも無責任なので一応迷惑かけない程度には、頑張ろうかなあ・・・と思うので職員の皆様、宜しくね。